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はるのこひつじ

学校まで運転する道の両側にはしばしば牧場がありまして、
一番多く散在しているのは羊です。
緑の牧場に白い羊(たまに牛、馬。豚はめったに見ないです)、結構な田園風景なのですが、
どこまで走ってもどこに行ってもイングランドだとおんなじ光景だらけ。
西ヨーロッパはもう少し牛が多かった記憶がありますが、さすがウールマークの国です。

最近、ふと視界の端に変化を感じて横目を使うと、
(やや薄汚れた)毛糸玉のような物件たちの間に、綿ぼこりのような物件がちらほらと。
春なので子羊が生まれているんですね。
よろよろお母さんの後ろについて歩いたり、転がったりしています。
子羊を、かーわいーーいv
…と思う頭の半分で
美味しそうv
と思ってしまう私は、spring lambが好物です。だっておいしいんだもん。



←lamb chopというアメリカのTVのキャラ。
縫い目のような口が気に入っているのでラバー製のフィギュアをキーホルダーにずっと使っています。

お肉と毛皮が好きなんです…
# by Madorena | 2006-04-07 03:41 | In my head

Four Seasons

今度のイースターホリデー(今年は14日から)、チェコ(プラハ)に行こうと決めて
旅行代理店に手配を頼んでいたのですが、気づくと2週間切っているのにホテルが決まってません。
催促しないものには永遠に欲しいものは廻ってこないというこの国の体質が、日系の代理店にも…
で、催促してみたところ、先月リクエストした時点では一泊600だったか800ユーロだったFourSeasonsが、今だと260ユーロ(朝食込み)オファーが出てますよ、という話が。
そりゃラッキー!(もともと、パリやローマでFour Seasonsに泊るより安そうだから一度泊って見たかったというミーハーな動機だったので)と予約して、帰宅した相方にウキウキ伝えると

「そりゃチェコで鳥インフルエンザが出たらしいからだな!」

え?

そして夜のニュースを見ていると

チェコで洪水、死者7人、何千人に避難勧告

ああ…Four Seasonsは河べりに建ってるからキャンセル続出してるんだなこりゃ…

こういうときは外務省海外安全情報(これを無視していって何かあったとき国に助けを求めるのも虫がいい話なので)。
今のところ、行くなという情報はないので、行きますよ。
ちょっとね~くさいかもしれないけど、水が引いていれば、空いてるんじゃないかな!
コルナも下落しててお買い物得なんじゃないかな!(ポジティブシンキング)

追記:その後あちこち探してプラハの町を映すライブカメラ映像を見つけました。
町が水に浸かっている様子はなかったので一安心。
、プラハ市のオフィシャルサイト
# by Madorena | 2006-04-06 15:36 | Let's go お出かけ

ディナーデート

早いもので今週末で結婚1年になります。
婚約(1月)→相方の手術付き添いしつつ入籍(3月)→結婚式(4月)→引越(5月)という、
平均の4倍位の速度で進行していっているので尚更速い気がします。

で、一周年記念ということで日本ではとても飲めないだろう
ピンクのドン・ペリニヨンを飲みたい(市価5万。多分レストランでは2倍以上。
日本だとさらに高いんでしょうね)といって相方が先日デパートで購入いたしました。
日本で友達に「家で飲んだ!」と自慢したいらしいです。それが何が嬉しいのかよくわかりませんが…まあ私は(言ってませんが)外で飲んだこともあるので自分の稼ぎでそうしたいなら止め立てはしないです。
それだと私が料理して、片付けもして、結局私に何のサービスも無いんじゃないか~!!
自分だけまた酔っ払って寝るだけじゃないか~!
と、クレームをつけてみたところ、前日にレストランを予約してくれました。やったーー!
実は先週も土日外食してるんですが(土曜は相方会社関係で、夫人のみのご会食←仕事
日曜はお友達のおうちにお呼ばれ)うちは普段全く外食しないので、
たまには連チャンでもいいと思います。
# by Madorena | 2006-04-05 15:43 | In my head

Don't kill cock robin

今朝、裏庭にこまどりが来ていました!
写真を撮りたかったのですがズームに限界があるので点でしか写ってなかったです。
というわけで

こんなのです。
F.H.バーネットの『秘密の花園』が大好きなので、見られてとってもうれしい。
寄せ植えの飾りなどの作りもののこまどりしか見たことなかったんです。
ここで声も聴けます。

以下、画像はすべて(c)英国王立野鳥の会(勝手に訳)

あと、ブラックバード(くろつぐみ)もよく来ます。

いつもマザーグースのパイの歌を思い出します。パイを開けたら歌うなんて楽しいけど、それじゃあ食べられない。
すずめはあまり見ません。ドリトル先生のチープサイドもロンドン・スズメだったから都会にしか居ないのかな…
うちは海が近いので、カラスよりかもめがよく飛んでいます。
スーパーの駐車場の頭上でかもめが舞ってるというのもなんだか不思議な眺めです。
ツバメは夏に何度かみたかな。
雲雀は、姿はあまり見ませんが、声はよく聞きます。
去年来てすぐ居たフラットは裏手に樹が多くて、5月末なので
4時過ぎから鳥が歌いまくってくれまして、特に雲雀がにぎやかでした。
こんな声 

UKの鳥のさえずりは、なんだか日本よりアリア調というか音楽的です。

時は春、
日は朝(あした)、
朝(あした)は七時、
片岡(かたをか)に露みちて、
揚雲雀(あげひばり)なのりいで、
蝸牛枝(かたつむりえだ)に這(は)ひ、
神、そらに知ろしめす。
すべて世は事も無し。
R.ブラウニング/上田敏訳(海潮音)
7時からというのは詩人が起きたのがその時間か、詩的空想ですな。春でも5時から啼いてます…
# by Madorena | 2006-03-31 19:14 | Love shack おうちあれこれ

When the doves cry

隣家の都合で、裏庭の隅に生えていた樅ノ木が引っこ抜かれました。
根が隣の庭とグリーンハウスを侵食していたらしいです。
こういう話は家を所有する会社と隣家がうちの頭越しにして、事後承諾で連絡が来ます。
面倒がないけれど、うちの意見抜きで進められるのはあまり面白くない。
現に、うちの裏手のpublic path(舗装していない、
住宅の合間を抜けていく散歩道のような細い道)を隔てた家の二階からは、
うちの裏庭とそこに面した側が丸見えになってしまっています。
(キッチン、ゲストルーム、クロゼットルームにしてしまったもう一つのスペアベッドルーム、
メインのバスルームのある側。バスルームは外から見える窓は全くないですけど)

少々むっとしながら洗い物をしていますと(流しは裏庭を見渡す窓と向かい合っている)
芝生に何かがじっと座っています。
…グレーの鳩です。
最近、public pathとの境の塀や、pathの側から枝を伸ばしている樹に
よく留まっている鳩がいて、巣でも作っているのかなあと思っていましたが…
(そうだとするとナーバスだろうからとあまり裏に出ないようにしていた)

もしかして、抜いた樹に巣作り中だったのでしょうか。
思い当たった瞬間、鳩と目があったような気がして慌てて逃げました。
恨むなら、隣を恨んで!と内心念じつつ。
抗議行動としてのsit-inでしょうか。
正直、鳩は嫌いですが(鳥は全般に苦手)、猫も一匹程度うろつくだけの
鳥には平和そうなこの界隈で巣作りと子育てしたいのなら、
それは生き物としての権利だろうと寛大になっていたのに…

しばらくしてこっそり見たら居なくなって、翌日からは見かけませんが、
空っぽになった隅を見るたびに少々心が痛みます。

Oh, give me my lowly
Thatched cottage again;
The birds singing gaily,
That came at my call:
Give me them and that
Peace of mind, dearer than all.
Home, home, sweet sweet home,
There's no place like home,
There's no place like home.

Home sweet home/John Howard Payne
# by Madorena | 2006-03-25 06:16 | Love shack おうちあれこれ