Dというと積年ミーハーしている某現在4人組と期待されたかもしれませんが(笑)
まあ英語ではGermanyですが、あくまでもわたくしにはドイッチュラントなこの国には5年住んでいましたし、今も当時の同級生が二人(駐在で行く人は入れ替わるのでノーカウント)住み着いていたりと、ご縁がある国なのであります。 住んでいた時分でも、どうもこの国は技術や経済ではよそに勝ってるのにヨーロッパでは田舎モノ扱いされてるような感じはうすうすしておりまして、そこがまた日本人と相通ずるので親近感あったりもしました。 そんな感じを踏まえてUKに住んでみると要するに戦勝国からすると未だにドイッチュラントは侵略してきた敗戦国なんですわ。ナ〇スの記憶よりも戦死者がおびただしかった第一次大戦の方が傷跡深いみたいですが。 ドイツに思い入れがある日本人としては、英国コメディ・スケッチの金字塔の『Fawlty Towers』の「The Germans」の回だけは笑いきれなかったりします。バジル(ジョン・クリーズ)経営のホテルにドイツ人一行が泊りに来て、バジルは「戦争の話だけはしちゃだめだ」と騒ぎつつ戦争の話ばかりするわ、ドイツ語を喋ろうとしてハイル!と言い出すわ、いかにイギリス人がドイツ人嫌いかをむき出して笑いをとる内容なので。 まあそんなボッシュ(ドイツ人のことをあのドイツっぽ野郎的に言う言葉。なのでBoschという機械類のブランド名をUKで見ると物悲しい)の扱いなのでドイツ製品はUKの片田舎では滅多にお目にかかれません。特に食品。移民と出稼ぎの民のためにTESCOにもチャイニーズ(インド以外はタイもマレーシアも日本もごったまぜのなんちゃってが多いですが)(インドのも多分パキスタンとごちゃごちゃかも)とポーリッシュの棚があり、チョコレートの棚にはスイスとベルギーが君臨し、ビスケットとジャムにはフランスが幅を利かせ、オイルとパスタにはイタリア(やはり敗戦国なのに美味しさが勝ったのか?)が溢れているというのに、ワインの棚にかろうじてあっまい白ワインがある位。(あ、Hariboのグミはあったんですが私グミが嫌いなので忘れてた) しかしそんなある日、バスストップの裏側に新しいスーパーが出来たというので覗きに行ったら、それがドイツでトップを争っているという(私が住んでいた頃あったのかは記憶にありませんが…)ALDIで、なんだかヨーロピアーンなお菓子や瓶詰や加工肉がいっぱいあるではありませんか。 嬉々としてボロニアソーセージ風やTurkeyののカルテシュパイゼと、スパイスが効いてそうなのと白らしいヴルストを買って帰り食してみました。 UKでいうソーセージは基本的にひき肉団子なので日本人が期待する滑らかでぷっちぷちな食感というのはありません。オーガニックファームの手作りの美味しい部類でも、イタリアンのパスタでハーブを利かせたミートボール(アメリカだとイタリアンソーセージという)が入ってるのがありますね、あれみたいなんです。 それに比べれば食感はヴルストと認めていいぷっちぷちでしたが、ちょっと塩がきつくて(UKにあわせた仕様だったのかも)うまみに欠けるので、その後は手が出ませんでした。ドイツ本国で食べたらやっぱりお肉の味がお口の中でじゅわじゅわ祭りの美味しさだったので過去の記憶の美化(美味化?)ではありませんよ。 でも何でかそこのオウンブランドの味のこゆいケチャップを相方が気に入ったので、時々それを買いには行ってました。ドイツでもう一方の雄だというLiDLもLiverpoolに行く道すがらにあったのですが入りにくい道だったので結局行かなかったなあ。 あ、そういえばクリスマスの時期だけはあちこちの街の広場でドイツのクリスマスマーケットが出店してました。屋台を作ってジンジャークッキーやりんご飴やグリューワインやシュトリューデルやブラート(焼き)とボック(ゆで)のヴルストを売っていましたわ。あんまりツリーのオーナメントは売ってなくて(UKのはガラスの飾り物が多く、ヴィクトリアン調はロウ細工風か真鍮細工風なので木製のはあわなかったのかも。ちっちゃいし)くるみ割り人形やインセンスを中で焚く煙草人形、ろうそくで回る天使の飾り物はよく見ました。アドヴェントカレンダーもリンツだけじゃなくキャドバリーなども出していて、何故かクリスマスになるとドイツ風もOKになるのかは謎のままでした。イタリアのクリスマスケーキ、パネトーネもよく売ってたっけ。 #
by Madorena
| 2010-06-28 18:26
| Madorenica
Wallace and Gromitと同じくらい、チーズが大好きな私は
この国でもいろんなチーズを試す気まんまんで来ました。 が。 イギリスのチーズって違いが私の雑な味覚には微妙すぎるようですの。 一応テスコの棚だけじゃなくジャーミン・ストリートの王室御用達店や メリルボーン・ハイ・ストリートの専門店も訪ねて いろいろテイスティングしたりもしたんですが おおざっぱにいって、 カテージチーズ、 スティルトンとそれの親類のバクストンやシュロープシャーといったブルーと、 チェダーとそれと五つ子のように似た グロースター、レスター、ダービー、チェシャー、といったセミハードタイプ。 Wallaceご贔屓のウェンズレーデールは少しあっさりしていますが 一番さっぱりしているのはちょっと固いサワークリームのような ウェールズのケアフィリかな。 国産の羊や山羊のチーズはまだマイナーなようで、 スーパーの棚は6割はチェダーといってもよいでしょう。 マイルド、ミディアム、マチュア、ヴィンテージと熟成度が上がるにつれ濃い味になるのですが、 人間は段々強い刺激を求めずにいられないもので、常用になったのはヴィンテージです。 それも特に好きなのはSeriously strongというブランドのVintage。 最初セールだったのでふざけた銘柄だと思いながら買ったら病み付きになりまして、 最近近所で手に入らなくなったのは残念至極です。体には悪そうなのですが… ホールミールのパンでチーズトーストにするとまたこれが美味なのです。 (こっちの人はチーズトーストにさらにWorcesterソースをかけるので どんだけ塩分好きなんだという感じ) ブルースティルトンはぼろぼろ砕いて、刻んだくるみと一緒に レタスと混ぜてちょっと醤油を垂らすのがお気に入り。 山羊のチーズがほしかったり、 ハードタイプを削って食べたかったりするなら、 それこそテスコでもヨーロッパのメジャーなチーズはそこそこ置いているので、 Port Sault(つづりはあまり自信ないです)もパルミジャーノレジャーノも ブリーもカマンベールもカンボゾーラもマスカルポーネもフェタもモツァレラも ミモレットもタレッジョもエメンタールも買えます。 しかしその中で一ヶ国だけ、手を出せなくなった国が出現しました。 敢て名は出しませんが。 #
by Madorena
| 2009-03-04 07:20
| Madorenica
日本でいうエコバッグはこっちではBag for Lifeと言うようです。
あるいはReusable (shopping) bag. デザインや耐久性が日本のと全く違うのとお値段がお手頃かつ軽くて 帰国のお土産によかろうと目についたのは買いためておりました。 ほぼでっかくて厚手なので持ち運びの利便性は薄いですが、 車での買出しに積んで置くにはよいサイズです。 ジュートのは戸棚や物置で雑誌を入れておく、じゃがいもを貯蔵するなどにも使えますし、 不織布で底が広いのはホールのケーキやピザ、コンビニのお弁当を平らに持ち運べます。 コットンのトートタイプなら、書類を沢山運ぶ、ジムにタオルや着替えを持っていくといったサブバッグに適当かと。 渡英した年は10pのぺらぺらのビニール(でも結構かわいい絵が描いてある)のを買って使っていましたが、Aの項で書いたASDAのを買ってから、数百円出しても丈夫なのが結局はお得で使い勝手も良いと判り、TESCOのビニールコーティングの不織布のバッグと同じ素材のボトルバッグ(ワイン6本が入る。PB洗剤やミルクや缶詰を入れるにも便利)も買って日々使っています。 そんな日常に埋没した地球にやさしいような生活に事件が起こったのは二年前。 More #
by Madorena
| 2009-02-17 21:07
| Madorenica
B for Britain
電話でスペルを確認するとき、BはBritainのB、と言います。 このBritainっていうのがどこからどこまでなのか、 United Kingdom=Scotland+Wales+England+Northern Irelandで Great Britainは北アイルランドを引いたものって定義はわかっていますが じゃあGreatつかないBritain、境界のニュアンスはどこらへんまでか、 昔のお年寄りは植民地も丸ごとUnited Kingdomと思ってたのか、 こればっかりは外国人にはつかめません。訊くにもセンシティブな問題過ぎます。 自分の国でもヴァガボンドで確たる故郷が無い私より、自分の県の県庁所在地方面と、自分のホームタウンは違う藩の管轄下で、後者は譜代大名が治めてたから格が上だと主張する相方なら判るんじゃないかと思いましたが、やっぱり判らないそうです。 (でもそれって単に他所から来た官僚の管理下にあったってことなんじゃ…←譜代) まあそんな難しいことより、私にとっちゃBritainといえば三回呼ばわるあの番組です。 More #
by Madorena
| 2009-02-17 04:48
| Madorenica
先日ボランティア先のバザーで20ペンス(今だと30円くらい?)でまっさらの『Pride and Prejudice』(高慢と偏見)を買いました。
昔の岩波少年文庫みたいな厚紙にコーティングしたカバーですが、サイズはペーパーバック位で軽くて結構です。表紙はミスタ・ダーシーの油彩肖像。奥付を見たらDaily Mailの日曜版のおまけだったらしい。こっちの全国紙の日曜版はDVD【映画やドキュメンタリー】やCD【新譜アルバムから語学手ほどき、オーディオブックス】や本といったおまけが毎回ついているんです。 それをピックアップして幾らか訊いたら所長さん、「映画は見た?BBCのドラマは?」 私「C.ファースのMr.ダーシーは10回は見ましたさ」 所長さん「やっぱりダーシーは彼よね!」 More #
by Madorena
| 2009-02-16 22:02
| Madorenica
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身分:2005年5月末からUK駐在の主婦もどき。 お友達リンク↓ Londonがいっぱい詰まっています amnestic's music box UK中心の音楽、映画、美術と幅広い話題が魅力です。 旬のイギリス 在英生活ブログNo.1、ニュース&&Place to visit&スイーツ情報がいっぱい、写真も素敵です。 ライフログ
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